こんにゃく芋には、在来種、支那玉、そしてそれらの交配種で赤城大玉、はるな黒等があります。在来種には、室町時代に仏教と共に中国から伝来したと言われています。他の品種に比べ、粘りが強く、マンナンの含有量が多いのが特徴です。
しかし、山間部の傾斜地でなければ栽培が難しく、日焼け、 風害、病気に弱いうえ、製品に加工できるまでに3年もの長い年月を要します。群馬県などの産地では平地で栽培でき、病気にも強いとされる交配種の物が多く栽培され市場に出ていますが『こんにゃく本来の味、食感という面で在来種に勝るものはない。』という信念のもと「こんにゃく」づくりに励んでいます。
こんにゃくの育った場所は、中国山地の大自然に囲まれた静かなところです。(つまりは、おお田舎)有機栽培にこだわり、丹精込めて作りました。こんにゃくの生産の命ともいえる水は、その中国山地の伏流水を地下58mから汲み上げています。『水温12度、天然ミネラルをたっぷり含んだ安全でおいしい水』だから、美味しいんです。
■こんにゃくは低カロリーの代表的なダイエット食品。糖尿病予防に一役。太っていると内臓や身体の負担が大きくなり、成人病や、肩こりなどの原因になります。こんにゃくには、殆どカロリーがありませんし、また血糖値を下げる働きのあるインシュリンを増加させます。そのため、糖尿病の方や、ダイエット中の方に最適です。
■こんにゃくは体にやさしいアルカリ性食品。ミネラルが多いんです。こんにゃくには、何の栄養素も含まれていないと思われてきましたが、人間の身体に必要なカルシウムやカリウムなどが多く含まれているアルカリ性食品です。カルシウムは、特に育ち盛りの成長に欠かせないばかりか、精神の安定を保つ効果があり、日頃のイライラも、解消してくれます。
■食物繊維が豊富で、おなかの掃除やさん。
第七の栄養素として注目されている食物繊維を多く含むこんにゃくは、消化が遅く、膨らんだまま腸の中を通過します。そして、腸壁に刺激をあたえ、腸の働きを活発にして体内の毒性物質とともに、排出されます。このため、腸の砂おろしなどと呼ばれてきました。大腸がんを始めとするがんの予防食としても、注目されています。
■コレステロールを除去し、高血圧を防ぐ働きがあります。体内において、コレステロールが増えると動脈硬化の原因となります。こんにゃくのグルコマンナンは、血液中のコレステロールや、中性脂肪の値を正常値に戻そうとする働きがあります。また、血圧降下物質も含まれているらしいことが、最近発見され研究されています。こんにゃくって、ホントに体にいいんですね。